Big Six

ショーン・デザイン初のフルサイズ万年筆

ビッグシックスは「長く使える」ためのデザイン・丈夫さ・使い心地を追求し、製作に2年を費やしたショーン・デザイン初のフルサイズの万年筆コレクションです。

ボディとキャップに4個のO-リングを配置した設計により、ペン先の乾燥を長期間にわたり防ぎ、万が一のインク漏れリスクを最小限に止めています。またこの設計により通常のコンバーター式だけでなく、ペン本体に直接インクを充填するアイドロッパー式としても使用することができます。

またフルサイズであっても重たくなることを避けるため、軽量かつ丈夫な素材を厳選し、スーパーエンジニアリングプラスチックであるULTEM™やPEEKといった高性能樹脂を採用しています。


 

ハイテク素材 Ultem™

Ultem™ (ウルテム)はアメリカ・ジェネラルエレクトリック社が航空宇宙分野のために開発したハイテク樹脂で、下記のような優れた特性を持っています。耐久性と軽さを併せ持つウルテムは、ショーン・デザインのフルサイズ万年筆に最適な素材でした。

樹脂本来の色である半透明琥珀色とブラックの2色を展開しています。

  • 軽量
  • 薬品・化学物質への耐性
  • アメリカ・EUなど各国の安全基準に適合(USPクラス VI)
  • 耐熱性・耐水性・難燃性・耐候性・

 


 

スーパーエンジニアリングプラスチックPEEK

PEEKは樹脂材料の中で最高レベルの耐熱性・機械的強度があり、耐薬品性・耐熱水性・耐放射線性・難燃性・耐候性にも優れていることから、自動車産業・半導体製造・航空宇宙分野・原子力・医療など様々な分野に用いられています。

上記のような特性の反面、素材自体が高価(銅の約9倍)で加工が困難なため身の回り品などに用いられることはほとんどありません。

PEEK特有の光沢ある象牙のような色合いは、他の万年筆素材にない高級感があり、万年筆を使う楽しみを更に広げます。

 


 

メイド・イン・アメリカ

誰が、どこで、どのように作ったか。身近な製品でこれが分かるものがどれだけあるでしょうか。

様々なメーカーが効率を求め生産コストの安い国に生産拠点を移したことで、多くの先進国で製造業が衰退し、使い捨てを前提とした大量生産品が生活の大部分を占めるようになりました。

イアン・ショーンは家具・食器・調理器具・洋服・時計などいつも身近で使うアイテムこそ、高品質で長く使えるものであるべきだと考えています。

ペンもそういったアイテムの一つです。

誰が、どこで、どのように作ったかが分かることは、その姿勢に共感していただける場合、製品に愛着が湧き長く使いたいと思わせる大きな要素だと考えています。

ショーン・デザインの製品は、デザイン・設計・部品製造・組立の全工程をイアン・ショーン自らフィラデルフィアの自社工房で行っています。